冷え性が不妊の原因?
女性に多い冷え症は、実は体や心に様々な不調をきたす深刻な悩みのもとです。
「手足が冷えて家事がつらい」
「体が冷えすぎて眠れない」
という不快感だけでなく、実は頭痛・慢性肩こり・生理痛・不妊の原因にもなることもあります。
ただ、どんなに寒い季節でも冷えない人もいますし、暑い季節でも冷える人もいます。違いは何でしょう?
冷えない人は・・・
筋肉量が多い
気血の流れが良い
免疫力、自然治癒力が高い脂肪はからだを冷やす為、体脂肪率が高い方は冷え症の方が多く、また体温が低いと免疫力が低下し、自然治癒力も低下するため、風邪や病気になりやすく治りにくくなります。
からだのすみずみまで栄養と酸素などを届け、老廃物を排泄する血は冷えを嫌います。
血が冷えると顔色もくすみがちになり、血の流れも悪くなり、頭痛・慢性肩こり・生理痛・不妊へとつながっていくわけです。
冷えない体作り!冷え症から脱却!4つのポイント
服装をチェックしてみましょう
ベルトでおなかを締めたり、ピンヒールの靴で足を締めつけたり、おなか・腰・胸元・足の露出の多い服装をしていませんか?冷気は首元や足元から入りこんできます。冷えを感じる方は特に首元と足元を重点的に温めることによって、効果的に冷えから体を守ることができます。
また、女性は特に生理期にはおなかを温める服装を心がけましょう。子宮は冷えを嫌います。
エアコン対策もして、自分の体型にあったおしゃれを楽しみましょう。
こまめに体を動かしましょう
毎日こまめに体を動かすことが大切です。
例えば、通勤時はエレベーターやエスカレーターを避け、階段を活用する、帰りは一駅歩く、など、日常生活のなかで心がけられることもたくさんあります。食事の支度中や電車の中では、つまさきを使った軽いストレッチ(かかとをあげてつま先立ち5秒、かかとを下ろして5秒、を繰り返す)を取り入れてみても良いでしょう。
デスクワークの方は1時間毎にのびをする、腰や肩を回す、など、座ったままでも出来る簡単なストレッチを取り入れてみるとだいぶ違います。
毎日実践することが大切です。
是非、試してみてください。
食生活を整える
「食べないダイエット」「単食ダイエット」は、冷える体を作るばかりか、体のバランスを崩すきっかけとなります。ダイエットをする時は、毎日規則正しく体に無理ない低カロリーの食生活と適度な運動をするべきです。また、冷たいものの飲食、生ものは体を冷やします。
加熱したもの、温かい状態で食べることが望ましいといえます。食事の時間を決め、一日二食か三食、体を温める食材で栄養バランスよい食事を、腹八分を心がける、
以上のポイントを抑えて食生活を整えることが大切です。
漢方薬とハーブを取り入れる
冷え体質を作っている原因は人それぞれ違います。体を温める血が不足(血虚:けっきょ)していたり、血の流れが滞っていたり(オ血:おけつ)、自分自身の体を温める腎の力が不足(腎虚:じんきょ)していたり、さまざまです。
自分の体に合った漢方薬や体を温めるハーブなどを上手に活用して、冷えない体作りをしてみませんか?
漢方薬では、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、冠元顆粒(かんげんかりゅう)、参馬補腎丸(じんばほじんがん)、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)、逍遙丸(しょうようがん)などがよく用いられます。

★体を温める漢方ハーブティー★
鎮静作用と消化促進作用がありホルモンバランスを整えるのが得意なカモミールティーに、スライスした生姜を加えて、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)をプラスオン♪
婦宝当帰膠は、甘くて飲みやすいシロップタイプの漢方薬なので、ハーブティーとの相性も抜群です。(一日分の用量は守ってくださいね!)是非、お試しください。
赤ちゃんが育つベッド、子宮・・・、ふかふかに温かくしておいてあげたいですよね。
おなかを触ってみてください。
貴女のおなかは温かいですか?子宮内の温度は大体37.5℃~38.0℃はあるものです。
冷え性の方、体温の低い方はそれ以下になっている場合が多いです。冷たい氷のようなベッド=子宮では、赤ちゃんを育てる環境準備が整っていない、ということです。
赤ちゃんが欲しい方は、しっかり冷え症から脱却して、赤ちゃんを迎える準備をしておきましょう☆
あなたの体や症状に合った漢方薬をお選びいたします。
お気軽にご来店・ご相談ください!!
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