不妊子宝相談、生活習慣病、めまい、咳、胃腸症状が得意な坂重薬局

★薬草堂坂重薬局は、埼玉県鶴ヶ島市と川越市にある漢方薬局です★

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バイオリズムにあわせて

中医学では、赤ちゃんが欲しい女性には周期法という方法で妊娠しやすい体づくりをご提案しています。

周期法とは、不妊治療の現場でも活用されている基礎体温表の変化に応じて漢方薬を飲みわける方法です。

生理がきた日から、次の生理がくるまでを1つの周期として考えます。そしてその周期を「生理期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」と4つの期間に分けて対応していきます。

それでは具体的に4つの期間についてご説明致します。

バイオリズムにあわせて☆川越市鶴ヶ島市の漢方薬局坂重薬局

 

生理期

生理期は生理がはじまった日から終わった日までの期間(3~7日間)です。

子宮内膜を再生する前段階として、主要な粘膜層すべてを剥離・溶解して生理血として体外には排出する期間、いわばお掃除の時期です。

このように組織すべてを一度に作り直す器官は他にありません。 卵巣から毎月1個ずつ出される新しい卵子を、いつも新しい清浄な着床環境に迎い入られるように、粘膜層の完全な造り直しを繰り返しているわけです。

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卵胞期

卵巣内の成熟卵胞から排卵させ、黄体を作り、低温期(卵胞期)から高温期(黄体期)へ移行させる期間(1~2日)です。

血中の卵胞ホルモン濃度の増加から、卵胞の成熟を知った脳はホルモンにより血液を介して卵巣に命令を伝え、排卵を促して成熟卵胞を黄体に変えます。その黄体からホルモンが分泌されて血流で全身に運ばれ、高温期へと移行します。低温期から高温期へスムーズに移行すること、これが排卵期の役割です。

 

排卵期

卵巣内の成熟卵胞から排卵させ、黄体を作り、低温期(卵胞期)から高温期(黄体期)へ移行させる期間(1~2日)です。

血中の卵胞ホルモン濃度の増加から、卵胞の成熟を知った脳はホルモンにより血液を介して卵巣に命令を伝え、排卵を促して成熟卵胞を黄体に変えます。その黄体からホルモンが分泌されて血流で全身に運ばれ、高温期へと移行します。低温期から高温期へスムーズに移行すること、これが排卵期の役割です。

バイオリズムにあわせて☆川越市鶴ヶ島市の漢方薬局坂重薬局

 

黄体期

子宮内膜に再生された分泌腺の働きにより、栄養素に富んだ分泌液(子宮ミルク)を蓄え、受精卵を着床・養育できる態勢に整える期間(周期後半の約2週間)です。

黄体ホルモンの作用により、子宮内膜への血液の供給を加速し、体内組織に組み込まれていた栄養素を分解し、エネルギー代謝を高め、基礎体温を月経期・卵胞期より0.3℃~0.5℃高く維持します。黄体期(高温期)が安定していると、子宮内膜の着床・養育態勢がしっかりと整います。妊娠しなくても次の生理を整えるのに重要な意味を持ちます。

 

陰と陽のおはなし

中医学では排卵期を境に体の中の陰と陽が大きく変化する、と考えます。

生理期は「瀉陰」卵胞期は「陰長」で、ともに陰です。排卵期が「重陰転陽」で、ここで陰から陽へ転化し、黄体期が「陽長」で陽ですが、最期4日ほどが「重陽転陰」でまた陰へ転化していきます。

陰と陽はどちらか片方だけでは存在し得なく、またお互いがお互いを影響しあう関係にあります。つまり、生理期・卵胞期が順調でないと次にくる黄体期も影響されて不調になる、生理が整えば、黄体期も整ってくるという循環が繰り返されるということです。

体が整ってから妊娠すると、妊娠経過が順調で産後のひだちも良く、その母体から生まれた赤ちゃんも極めて元気、という点も大きなメリットといえるでしょう。

周期法を用いたからといって確実に妊娠するというわけではありません。しかし、妊娠しなかった場合でも、体調が今までより良くなるのは確かです。

周期法はまた、排卵誘発剤やホルモン剤、人工授精などの現代医学治療(不妊治療)との併用も可能で、漢方薬がプラスに作用するケースが多くみられます。

実際に、不妊の原因は特にない、原因不明、体外受精を何度試みてもうまくいかない、という方が周期法を取り入れてみて6ヶ月で妊娠した!ということも多くあります。

全ての方が妊娠する絶対的な方法とまではいかずとも、周期法で体づくりをすることはどんな女性にとっても無駄な事ではないと言えるでしょう。不妊の改善だけではなく、自分の体を見つめ直すよい機会になるとも思います。

特に度重なる不妊治療でご相談に来られる方は、周囲の期待に応えられないというプレッシャーからイライラや不安・自責の念など、ストレスを多く抱えています。 中医学は心も体と同じように大切に考えます。「病は気から」と申しますように、ストレスが原因になっている場合も多いのです。

まずはゆっくりとご相談をして頂き、信頼関係を大切にして、その方のストレスや状況などを把握するよう努めます。 それから少しづつどんな小さな変化も見逃さず、微細に至ってサポートしていけるようお話を重ねていくことが解決の道へとつながるのです。

健康な体を作り、心にゆとりをもつ事が、赤ちゃんを授かる前のパパにもママにも必要です。

泣きたい時には思いっきり泣いて、泣き終わったらリラックスして一日一回は笑いましょう、まずはそこからスタートしていきましょう!

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