熱中症を予防しよう!
熱中症には、脱水症状を伴う熱疲労・血液の電解質バランスが崩れて起こる熱けいれん・血圧の低下で起こる熱失神・体温が40℃を越す熱射病があります。重症化すると命の危険もある熱中症ですが、予防や対策を行えるものですので、是非中医学(中国漢方)の知恵を活用してみてください。
体力のある方こそ要注意!
こんな症状に要注意
疲れやすい
無気力
息切れ・動悸
動くとすぐ汗をかく
食欲不振
だるい
口やのどの渇き
体が熱っぽい
手足のほてり
寝汗
大便が乾燥気味
冷たいものを飲みたがる汗の役割は体温調節です。人は上がりすぎた体温を下げるために汗をかきます。しかし汗は水分とともに気(生命エネルギー)も排出してしまいます。
体力がある方でも、夏が大好きな方でも、条件は同じです。汗をかきすぎると気虚(ききょ:気が足りない)の状態になります。気の正字は氣と書きますが、この字のとおり氣は穀物を原料に作られます。しかし、暑さで食欲不振になってしまうと、食物から充分に気を補えなくなります。
水分補給だけでは気を補うことは出来ません。
そんな時に役立つのが漢方薬です。
熱を冷まし水分を補ってくれる食べ物
スイカ、瓜、ゴーヤー、ハト麦、セリ、レタスなど。
気を補う食べ物
うなぎ、海老、イカ、鯉、ユリ根、紫蘇、なつめ、ハスの実、菊花など。
夏のおすすめ漢方薬&ハーブ
補気薬として麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)または西洋人参茶を、脳疾患や心疾患など血液の流れが気になる方は冠元顆粒(かんげんかりゅう)、食欲のない方へは健脾散エキス細粒(けんぴさんえきすさいりゅう)もおすすめです。夏の養生法
♔ エアコンに頼り過ぎないようにしましょう
♔ 外出時は帽子をかぶりましょう(UV加工だと尚良いでしょう)
♔ クールマフラーやアイスノンを活用しましょう
♔ 炎天下では日陰での休憩をこまめに取りましょう
♔ 水分補給はこまめに行いましょう(一気に飲むより良いです)
♔ ビールやアイスなど冷たい飲食は控えましょう
♔ 熱を冷まし水分を補ってくれる食べ物を積極的に摂りましょうスペシャルドリンクの作り方
水1リットルに、粉末スポーツドリンク1袋(1リットル分)と麦味参顆粒(5包)を溶かしてよくシェイクするとスペシャルドリンクの出来上がりです★アスリートの方々へも大人気のようです💗是非お試しください!
夏の脳梗塞にもご注意!
夏は大量に汗をかきます。汗で失われた水分不足による血液の粘度にも注意が必要です。血液が濃くなると流れが悪くなり、詰まりやすくなります。ここで心配になってくるのが、脳梗塞や心筋梗塞です。
また、エアコンの効きすぎた室内と、炎天下の屋外を行ったり来たりしていると、やはり体調を崩しやすくなります。
気を補うとともに、血もサラサラに流しておきましょう!
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