何色ですか?あなたの風邪
どんなに気をつけていても、風邪を引いてしまう時、ありますよね?
そんな時は風邪の症状別に適切な対応をし、早く元気になってくださいね!
赤い風邪
✿ 頭痛、発熱がある
✿ 喉が赤く腫れている
✿ 鼻水や痰が黄色く粘りがあるそんな熱性の風邪には、熱をさましながら発汗を促す天津感冒片(てんしんかんぼうへん)または涼解楽(りょうかいらく)がベストチョイス!熱を冷ます食物は馬肉・はまぐり・すっぽん・小麦・はと麦・トマト・セロリ・苦瓜・梨・メロンなどです。
青い風邪
✿ ゾクゾクと悪寒がする
✿ 全身筋肉痛がある
✿ 鼻水や痰が透明で水っぽいそんな寒性の風邪には、体を温めて発汗を促す葛根湯(かっこんとう)または体力の如何に関わらず使用できる頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)がベストチョイス!体を温める食物は羊肉・あなご・めんたいこ・黒米・小豆・かぼちゃ・にら・玉ねぎ・レンコン・あんず・栗・桃などです。
黄色い風邪
✿ 下痢がある
✿ 吐き気、嘔吐、食欲不振を伴う
✿ 体がだるいおなかにくる風邪には、余分な熱と水分を排出し水分代謝を整える勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)と、胃腸の調子を整えるハーブ晶三仙(しょうさんせん)がベストチョイス!おなかにやさしい食物は、豆腐・納豆・味噌汁・魚のすり身・大根・長芋・バナナなど。加熱して温かい食事を。
風邪をひきやすいタイプ
風邪の80%~90%は複数のウイルス感染であり、ウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染の3つです。この為、風邪をひかない予防策として一般的にこまめな手洗い、うがい、マスクの着用が知られています。
さて、同じように予防をしていても「風邪をひきやすい人」がいるのは何故でしょう。
それは個々の免疫力、防御力の差です。鼻や口の粘膜にウイルスが侵入した場合、体を守る力が低下している方は防ぎきれずに風邪をひいてしまいます。中医学では風邪を引きやすいタイプを3つ挙げ、それぞれ弱いところを補うことで体を強く健康に導いていきます。
気虚(ききょ)タイプ
生命活動エネルギーである気が不足している状態を気虚(ききょ)といいます。普段から疲れやすい、やる気が持続しない、冷え症、食欲不振、胃もたれ、軟便または下痢しやすい、といった症状が表れやすい方です。この場合は食べものや漢方薬で気を補うことが優先、次に防衛力を高めるため「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」をおすすめします。また夜更かしと睡眠のとりすぎは気を消耗しますので、早寝早起きを心がけます。
気を補う食べものはウナギ・山芋・栗・大豆・枝豆・ネギ・きのこ類・ニンニク・生姜などです。
陰虚(いんきょ)タイプ
体の水分バランスが崩れ潤い不足の状態を陰虚(いんきょ)といいます。普段から口や喉の渇き、のぼせ、ほてり、お肌の乾燥、不眠といった症状が表れやすい方です。補陰薬という潤いを補う漢方薬で体の乾燥を防ぎ、余分な熱のもととなる油脂分の多いものや塩分の多いもの、香辛料、薬味野菜、は控えるようにします。
潤いを補う食べものは豚肉・あわび・はまぐり・豆乳・レンコン・白きくらげ・梨・松の実・ゆり根・菊花などです。
気陰両虚(きいんりょうきょ)タイプ
気と潤いの両方が不足している状態で、疲れやすい、足腰がだるい、のぼせ、ほてり、息切れ、動悸などの症状が表れやすい方です。胃腸機能が低下している方によくみられるタイプです。気と潤いを同時に補ってくれる麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)がおすすめです。また、冷たいものの飲食や生もの、糖分の多いものを控えて食事をゆっくりとるようにしましょう。おすすめの食べものは人によって異なりますので、坂重薬局のスタッフにお気軽にお尋ねください。
ポイント別ひとりひとりの漢方薬
風邪を引いた時は、その方のもともと弱っているところを中心に負担がかかります。例えば気管支がもともと弱ければ気管支炎を併発したり、肺炎になりやすくなります。もともとおなかの弱い方は下痢・嘔吐という症状がでやすいというように一人一人の体質によって症状が異なります。
大切なのは、一人一人の症状にキチンとあった対応をすることです。
❢ 風邪は万病のもと ❢早めに対応してしっかり治しましょう!
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