糖質依存と糖質疲労
食べてすぐ寝ると牛になる・・・
食後に眠くなる、だるくなる、といった経験はありませんか?加えて、イライラする、集中力が低下する、といった経験が頻繁に起こるようなら、それは糖質依存や糖質疲労の可能性があります。
糖質を摂取すると、脳の神経伝達物質ドーパミンというホルモンが分泌されます。ドーパミンはセロトニン、エンドルフィンと並ぶ「三大幸せホルモン」のひとつで幸福感を得られる物質のため、一時的に満足し「しあわせ~」という幸福感が得られます。
糖分を含む食べものは、消化酵素などによりブドウ糖にまず分解されて、小腸から血液中に吸収されます。血液中のブドウ糖が増えすぎるとインスリンの働きにより肝臓や筋肉のグリコーゲンとして蓄えられたり、脂肪組織で脂肪細胞として利用されます。
ここまでが普通の流れなのですが、例えば
「イライラ解消のために甘いものがやめられない」
「甘いものを食べると幸せになる」
と思っている方は、糖質依存、血糖スパイラルが心配になってきます。甘いものを食べて、一時的に幸せになるのはドーパミンが分泌されるから。
つまり、甘いものを食べる以外でドーパミンやセロトニン、エンドルフィンといった幸せホルモンを分泌させれば良いのです。
そして実は糖質だけでなく、しょっぱいものでも依存性は形成されることがあるそうです。何でも加減は大切ですね。
血糖値によってあらわれる症状
平均的な血糖値は、空腹時60~110㎎/dL、食後100~140mg/dL とされています。
血糖値60~70mg/dLになると・・・
強い空腹感、冷や汗がでる、気持ち悪くなる、寒気がする、動悸、手足のふるえ、めまい、頭痛血糖値50~60mg/dLになると・・・
動悸、強い倦怠感、冷や汗がでる、眠気、手の震え、寒気がする、力が抜ける、目がちらつく、頭痛血糖値40~50mg/dL
重症低血糖のおそれあり、ふるえ、めまい、呼吸が早くなる、昏睡、けいれん、顔面紅潮または蒼白、脳障害の危険性や死亡リスクにもつながる血糖値は高くても問題ですが、低すぎても問題です。
血糖値を下げたいあまりに、過剰な糖質制限をするのも危険なことを知っておきましょう。
食べる順番を気にしてみましょう
まず、気にしていきたいのは食べる順番です。
血糖値の急激な上昇をおさえるためには、先に油を使った肉や魚を食べると良いとのことです。インスリンの分泌が早まることで、糖質疲労をさけることにもつながります。(オイルファースト)
それから、主食である炭水化物は最後にします。(カーボラスト)
先に肉や魚といったタンパク質や脂質を摂ってから、白米やパンなどの炭水化物を摂ると、炭水化物の消化・吸収がゆっくりになるので、急激な血糖値の上昇をおだやかにすることができるそうです。
野菜を先に食べるベジファーストでも良いですが、炭水化物は最後に、と覚えておきましょう。
糖質依存から抜け出す方法
お買いものは満腹時にする おなかがすいている状態でお買いものに行くと、いらないものまでつい買ってしまう、お菓子がいっぱいかごに入っていた、そんな経験はありませんか?
おなかが満たされた状態で行くと無駄なお買いものも減らせるかも知れません。
お菓子や軽食は見えないところにしまっておこう 机の上に出しっぱなしにしていると、おなかがすいていなくても、食べたいわけでなくても、ついつい食べてしまいます。見えないところにしまっておくだけで、本当に食べたい時以外は手を出しにくくなるのでは?試してみてください。
5分待つ 「食べたい!」と思ったらまず5分待ってみましょう。
おなかがすいていたら食べてもいいと思いますが、おなかがすいていないのに何か食べたい場合は、5分待つ、待っている時に歯みがきをしてみるのも良いでしょう。
糖質疲労の対策
糖質疲労は、血糖値の変動が原因とされています。
糖質の過剰摂取や血糖スパイラルを解決していかなくてはいけません。尚、ドーパミンは目標を達成した時、ほめられた時、楽しい時に分泌されます。達成しやすい目標から大きい目標までをノートに書いて、毎日少しづつ達成していくのも良い方法でしょう。寝る前にふとんに入った時に「今日もよくがんばった!」と声を出して、自分で自分をほめてあげるのも良いでしょう。もちろん、毎日楽しいことをするのも良いと思います。
食べる順番を気をつけてみる、糖質依存対策をとる、自分ではなかなか難しいという方もお気軽にご相談にいらしてください。一緒に考えていきましょう!
※ひとりひとりの体質や症状によって、おすすめの漢方薬や健康食品が異なります。
自己判断せずに、漢方の専門家にご相談ください。
貴方に一番ベストな漢方薬をチョイスする為にも、漢方薬を服用の際は薬草堂坂重薬局にお気軽にいらしてください。

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