緊張型頭痛
今、慢性頭痛というと、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、また、第四の慢性頭痛といわれる後頭神経痛があります。
・ズキンズキンと拍動性の痛みが片側だけに起こる
・冷やすと痛みがやわらぐ
・マッサージやおふろに入ると痛みが増強する
・血管が拡張して痛みが起こる
緊張型頭痛 ・しめつけられるような痛みが長時間続く
・頭が重い、重苦しい感じをともなうことが多い
・温めると痛みがやわらぐ
・首や肩のこりが連動していることが多い
・血管が収縮して痛みが起こる
群発頭痛 ・我慢できないほどの強い痛み
・片側の目の奥や眼球を中心に痛みがおこる
・痛む箇所は決まっている同じ場所
・鼻水、顔面の発汗、涙、まぶたのむくみが同時に起こることがある
・発症すると1~2時間、強い痛みが続く
・20代~40代の男性に多い
・血管が拡張し自律神経バランスが乱れることで痛みが起こる
緊張型頭痛
慢性頭痛の大半が緊張型頭痛といわれています。
緊張型頭痛は、その名のとおり、身体的な緊張・ストレス、精神的な緊張・ストレスが原因で、筋肉が収縮し硬くなったり、血行が悪くなったりすることで起こります。
よってまずはオケツ(滞った血液)の流れをサラサラに改善していきましょう。ストレッチなども併用し、緊張やストレスを和らげていきましょう。
有酸素運動がおすすめです!
身体的なストレス、精神的なストレスの解消にも、かたくなった筋肉や血管をほぐすにも、太極拳やヨガ、ストレッチなどの有酸素運動はとてもおすすめです。
特に太極拳は呼吸法も学べるので、気(生命エネルギー)の流れも良くしてくれます。現代はYouTubeなどで太極拳を練習することも出来ますので、手軽に試せますね。
また、肩や首を蒸しタオルで温めたり、ぬるめのお湯につかるのも効果的です。温めると血行も良くなります。
なかなかうまくストレス発散方法が見つからない方は、紙に書きだしてみると良いかも知れません。
とにかく、その日の良かったこと、悪かったこと、気になったこと、思ったこと、何でも良いので紙に書きだしてみるのです。
すると、解決策がわかったり、自分が何に対して不満をもっているか、何をストレスと感じているのか、が見えてくるかも知れません。
頭痛日記もご活用くださいね。
痛む前に鎮痛薬を飲んだり、少しの痛みでも予防的に服用してしていると、薬物乱用頭痛になったりする場合があります。一週間に半分以上はズキズキ痛む、鎮痛薬が効かない、痛みがひどくなっている、という方は特に注意が必要です。
一般に、頭痛鎮痛薬の服用はひと月で10回まで、とされていますが、そうですね、大体月に4回以上は多いなと思います。
とはいえ、月に何回、何日、薬を飲んだのか、痛みはどんな感じだったのか、など、記憶しておくことも難しいので、ぜひ、記録をつけて頂きたいと思います。
『頭痛日記』の活用方法やあなたにあった漢方薬、オリエンタルハーブをご提案いたします。お気軽にご相談にいらしてください。
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